【カナダ賃貸DIY】ランドロードスペシャルなクローゼットを自力で直します

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タバコ臭クローゼットをDIYで激変させた話

我が家は個人が貸し出している賃貸住宅に住んでいます。

普通なら、テナントが入る前にディープクリーニングや修繕などがされるはず。でもこの物件、ぜんっぜん手が入っておらず、入居前のディープクリーニングもされてなかったんです。

大家さんには会ったことがないためわかりませんが、私たちとやりとりする中国人のリアルターからは、とにかく住めればいいだろうという感じがひしひしと伝わってきます。

入居初日のショック

入居前に見ていたとはいえ、引っ越してきてみて、じっくり見てみると油まみれのキッチン。バスルームのコーキングのカビ。古くて今にも外れそうなブラインド。壁の穴!あまりに雑な掃除と修繕に目を疑うレベルでした。

それでも義両親の家を早く出たかった私たちは、立地の良さと家賃の安さで入居を決め、あとはもう自力で修繕&クリーニングする日々が始まりました。

自分たちで直してきたもの

これまで直してきたのはこんな感じ:

  • 壊滅的だった寝室のブラインド

  • 壁の穴やデコボコ

  • 腐ったベースボード

  • 外れるトイレの便座

  • シャワーヘッド

  • ドアノブ

  • バスタブと洗面台のコーキング

  • 壁のペンキ塗り

  • 亀裂の入った壁の修繕

全部YouTubeとホームデポ頼りで乗り切りました。

そして今回、満を持して手をつけたのが「クローゼットのタバコ臭問題」。上階の住人が室内で吸うタバコの匂いが入ってきていました。(欠陥住宅では…?)このクローゼットはタバコの匂いがひどすぎて、ずっと開かずの間になっていたんです。

せっかくのクローゼットなのに使えないのは勿体無いですよね。

タバコ臭の原因は雑につけられた棚だった

棚が付いている板と壁の間に隙間があり、そこから上階の匂いが入ってきていました。

恐らく、前の人がワイヤー棚を取り付けようとして幅が足りず、板を足したけどネジが壁まで貫通していなかった…という意味不明な仕上がりで、その穴から匂いが入ってきていました。

板を取るとたくさん穴が空いていて、そこから風が入ってきていました。どうしてこうなるの!?と思わずツッコミたくなる仕事ぶり!本当に、こういうのを「ランドロードスペシャル」と呼ぶんだと体感しました。

 

こういう金具なんかについたペンキも気になっていました。本当に理解不能です。

DIYで徹底修繕!

  • ワイヤー棚をすべて外し壁や棚のクリーニング

  • 壁の穴埋めと不要なフック取り外し

  • 板を真っ直ぐに付け直す

  • プラスチックと金属についたペンキ汚れはクリーニングビネガーで除去

  • 黒ずみはメラミンスポンジでスッキリ

  • 壁全体にペンキを塗り直し(棚をつける前に)

ホームデポにはサンプルサイズの小さなペンキもあるので、ちょっとしたタッチアップならそれで十分だと思います。壁の色合わせ(カラーマッチング)もしてくれるので便利です。

今回は、一畳ほどのクローゼットに946mlのペンキを使いました。(24ドルほど)壁を少し切り取ってホームデポに持っていくと、専用の機械でカラーマッチしてくれて、同じ色のペンキを作ってくれます。

プラスチックや金属部分についていたペンキはクリーニングビネガー(掃除用のお酢)で取れました。黒ずみなどはメラミンスポンジで落ちます。

クローゼットDIY  Before ▶ After

完成!とてもきれいになりました!

一畳ほどの小さなクローゼットですが、まるで新築みたいにきれいになりました。正直、素人の私でも最低限の道具と知識で、ここまで綺麗にできるのに…と思ってしまったことは内緒です。

上段の棚も斜めについていたので、レベリングツールで水平に調整。

もうタバコ臭もしません。達成感がすごい。

まだらだった壁も塗り直し、とても満足のいく仕上がりになりました。

カナダの賃貸に住む前に確認しておきたいこと

個人で物件を貸している人も多いカナダでは、こういうランドロードスペシャルな賃貸は決して珍しくありません。

契約前に以下をチェックするのがおすすめです:

  • ディープクリーニングされているか(またはこれからするか)

  • 壁や床の状態

  • カーテンやブラインドに破損はないか

  • キッチンの油汚れや水回りのカビの問題

もしダメそうな場所があれば大家に直してもらうよう交渉する、もしくはこちらで直し、かかった費用を大家に請求できる場合もあります。(大家に要相談)

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