縁と選択『Past Lives』を二回観て思ったこと

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週末は夫と一緒に、アカデミー賞にノミネートされていた映画をいくつか観ました。

その中の一本が、Past Lives

夫が「ノミネート作品を全部観たい」と言うので観たのですが、私はすっかりこの映画が好きになってしまいました。次の日に、一人でもう一度観たくらいです。

セリフの間とか、登場人物たちの表情、何気ない日常の風景。
静かな空気感がとても好みでした。

たぶん、また観ると思います。

インニョンという考え方

この映画に出てくる「インニョン(縁)」という考え方が印象に残りました。

前世からの縁で人は出会う、というような意味の言葉。

私はこういう話、結構信じるタイプです。

というか、自分とカナダ人の夫には何か前世のつながりがあったんじゃないかと思っています。

というのも、夫と初めて会ったとき不思議な感覚がありました。

まだほとんど話もしていないのに、「やっと出会えた」と感じたんです。

もうこの人を探さなくていい、という安堵感。
失くしていたものが戻ってきたような感じでした。

初恋が美しい理由

映画の話に戻ります。

ノラとヘソンは、実際にきちんと付き合っていたわけではありません。
だからこそ、二人の初恋は美しい思い出として残っているんだと思います。

でも大人になって再会すると、昔の気持ちがふっと蘇る。

「もしも(What if)」の感情が溢れてくる。

それはきっと二人とも同じだったはず。

ノラの現実感

それでも、ノラは現実をちゃんと見ています。

夫に対しても、ヘソンに対しても、どこか淡々としている。
感情に流されすぎないところが印象的でした。

彼女の中には二つのアイデンティティーがあります。

韓国で育った少女時代の自分と、移民として生きてきた今の自分。

再会したことで、その間で少し揺れる。
その静かな揺らぎが、この映画の魅力なのかもしれません。

最後のシーン

最後のシーンでは、私も涙がぽろぽろ。

一方で、夫はちょっと違うところに感情移入していたみたいです。
それは、ノラの夫であるアメリカ人の視点。

「もしあんなマッチョで高身長のイケメンが突然現れたら、自信なくなるわ…」と言っていました。笑

たしかに、それはそれで複雑な気持ちになりますよね。

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