“ちょうどいい距離感”をぶち壊してしまった話

仲良くなったと思っていたのは自分だけだった？

私は散歩が好きで、朝はよく近所を歩いています。

自然の中でのんびりする時間が私の大切なリラックスタイムになりました。

もともと内向的な性格で、人と仲良くなるのに時間がかかります。

自分から話しかけるのは苦手で、外ではひとりでいることが多いですが、そんな私に話しかけてくれる女性がいました。冬以外はほぼ毎日のように会っていて、向こうから話しかけてくれるので、よく立ち話をするようになりました。

ベンチに座って長話することもあり、お互い移民だし、趣味が一緒なので話が弾みました。

電話番号を聞いて後悔

週末また彼女に会ったので、思い切って彼女に電話番号を聞いてみました。

歳がかなり離れているし、深い友情を求めているわけではありません。

ただ、カジュアルにメッセージのやりとりができる近所の知り合いがいたら心強いなと思って、「もしよかったら電話番号を交換するのはどうですか？」と聞きました。私も近所の人に聞かれたことがあるので、大丈夫かと思っていました。

自分からほとんどアクションを取ることのない私にとっては、大きな一歩だったのですが…

想定外のリアクションに、少し傷ついた

彼女は、「同僚にも電話番号は教えていない」「友達は２人だけしかいないから」「あなたは変な人じゃないと思うけど…」「猫のお世話を頼もうと思ったこともあるけど…」と矢継ぎに言い、ものすごーく苦い顔で足早に立ち去ってしまいました…

まるで悪いことをしたような気持ちになってしまい、かなり落ち込んでます。涙

さらっと「私は人と番号を交換しないの」とか「ここでおしゃべりする関係でいましょう」とか言ってくれたら落ち込まなかったかもしれません。

もしかして、彼女にも理由があったのかもしれない

彼女が電話番号を教えてくれなかったのは、もしかしたら過去に誰かに騙されたり、いいように使われたり、裏切られたりした経験があるのかもしれません。こちらの職業や家の場所は聞いてくるけど、自分のことになると慎重なタイプで、プライベートな人だとは思っていました。

「仲良くなりすぎない心地よい距離感」を保ちたい人なのだと思います。

そう考えると、彼女が距離を取ろうとした理由も理解できて、いきなり番号を聞いて怖がらせてしまったのかもと思いました。今後彼女に会った時に気まずいので散歩に行くのが怖いです。

私は基本的に一ひとりでいるほうが好きなんですが、不安障害がよくなってから、ちょっと外の世界と繋がりたいと思うようになりました。それで電話番号を聞いてしまったわけですが、ちょっと後悔しています。