毒親の言動に振り回されてきた人生
毒親は矛盾したことをたくさん言います。
私は物心ついた頃から家族に「ブス」「スタイルが悪い」などと、容姿を貶され続けてきました。それは今でも続いています。
そうやって自信を失わせておきながら、「どうしてそんなに自信がないのか」「もっと積極的になれないのか」と言ってくるんです。極めつけには「有名人になれ」など、意味不明な現実味のないことまで言われて、混乱させられることも。
自信がないのは誰のせいなのかと笑ってしまいます。
容姿を否定しながら自信を求める矛盾
私はずっと、ブスだなんだと言われてきたので、すれ違った人が少し私のことを見ただけで、「私がブスだから見てくるんだ」「服装やメイクが変なのかな」と思って生きてきました。
物理的に家族から距離を取り、だいぶ心が穏やかになりましたが、人から優しくされても「からかわれてるだけなんだ」と思ってしまうし、褒められても素直に受け取れない自分がいました。
親にからかわれても気にしない子もいるかもしれませんが、私は気にするタイプだったので辛かったです。
自立を求める一方で否定される結婚と生き方
母と祖母からは、私が結婚した途端、「〇〇ちゃん(私の友達)は一人でも生きていけるだけのスキルがあるから偉い。男に頼って生きてはいけない。」と言ってきました。
一体私にどうしてほしいのでしょうか?
価値観がブレていて、結局「自分が満足するように私を操作したいだけ」だとしか思えません。
女らしさを押しつけられた大人時代と子ども時代のギャップ
子どもの頃は「あなたが男の子ならよかったのに」と言われたり、女らしい服装やおしゃれをすると「そんなことするな」と言われたりして、男の子のように振る舞うよう仕向けられているように感じていました。
ロングヘアは似合わないと言われ、いつも男の子のような短髪にされていました。
なのに大人になった途端、メイクをしないでコンビニに行こうものなら「恥ずかしいからやめて」と言われ、「もっと女らしくしろ!」と怒られるようになりました。
じゃあ私は一体、どうしたらよかったんでしょう?
子どもを否定しながら「子どもは宝」と語る偽善
母は、「子どもはお金がかかる」「子育ては大変」「子どもが生まれると夫婦仲が悪くなる(=つまり夫婦仲が悪くなったのは私のせい)」と、子供の私に向かってずっと愚痴をこぼしてきました。
なのに同じ口で、「自分の子どもは可愛いよ」「大切だよ」「早く子どもを産みなさい」と言ってくるんです。
子どもが大切で可愛いなら、どうして私の容姿をバカにしたり、愚痴のはけ口にしたりしたのでしょうか?矛盾しすぎています。
容姿をからかわれる痛みとその後遺症
「やめて」と言っても、「言われたくなければ努力しろ!」と突き返されるだけで、親はやめてくれませんでした。「他人に言われて傷つく前に言ってあげている」というスタンスだそうです。
容姿をバカにされて悩んだ末に「整形しようかな」と言えば、「整形はだめ」と激怒。
私がどうしたらいいのか、本当にわからなかった。
父や祖母は、私がメイクやおしゃれをするとからかってきました。
でも、母は母で「ブスなんだから24時間メイクしろ」と言ってくる。
一体誰の言うことを信じればよかったのでしょうか?
家族との関係に潜む「支配」と「道具扱い」
私の家庭では一部の親戚も一緒になって、容姿のことをからかってきます。
陰口がひどいのも知っているので、できれば親戚とは会いたくありません。
葬式などにも、できるだけ出たくないと思ってしまいます。
なるべく会いたくないし、話もしたくないと思ってしまうのは悪いことなのでしょうか。
家族行事で再確認する家族の残酷さ
一時帰国で家族と食事に行ったときには、家族が大声で私のことを貶し、それを皆でケラケラ笑っていました。私の夫はそれを見て、激怒していました。
この家族は、容姿を揶揄うことでしかコミュニケーションが取れないんだなぁと、冷ややかに見ている自分がいました。普通の親子は、どんな会話をするんだろう?と、いつも考えてしまいます。
「笑って受け流す」ことをやめた私
今まで私は、どれだけひどいことを言われても「やめて」とは言えず(言っても「お前が悪い」と言われるので)、子どもの頃は一緒に笑ったり、冗談で返してごまかしたりしてきました。
でも、もうやめました。
何を言われても、真顔でいることにしました。
存在を認められない苦しみ
前回の一時帰国では、母からネチネチ文句を言われ続け、とてもストレスでした。
ほんの一瞬でも「親が変わったかもしれない」と期待してしまった自分が、今は恨めしいです。
数年ぶりに会った家族の第一声は、「太った?」でした。
母は、祖母に私について何か言われるのが怖くて過干渉なのかな?と思っています。
だから私の服装や行動に文句をつけ、祖母好みの服や仕事をすすめてきたりするのではないかと。
娘として自慢できる要素がなければ、私はこの家では“存在しない”も同然で、空気のように扱われます。
親や祖母が「美人で優秀な娘(孫)が欲しかった」ように、私も「ありのままの私を愛してくれる家族が欲しかった」です。
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