アメリカ大統領選2024、トランプ氏の勝利が示した現実
アメリカ大統領選、結果はトランプ氏の圧勝でしたね。
世論調査では「接戦」と言われていたのに、実際の結果は大きく差が出たことに驚いた人も多いのではないでしょうか。
ニュースを見ていて思ったのは、メディアが伝える「印象」と、実際の人々の「体感」にずれがあるということ。そしてまた、「トランプ支持者=低学歴」といったようなレッテル貼りが始まっていました。
学歴や立場で人を分ける風潮への違和感
「高学歴=正しい」「低学歴=間違っている」といった言い方、正直もう古いなと思います。金銭的な理由で進学できなかった人もいれば、働きながら家族を支えている人もたくさんいる。
学歴で人を判断するのは、社会の多様性を無視しているように感じます。
コロナ禍のときにも、ワクチン接種を選ばなかった人たちが差別的に扱われる場面が多くありました。誰もがそれぞれの事情や考えがあって選択しているのに、「違う意見=間違い」とされてしまう空気が苦しかったのを覚えています。
私が「ポリコレ左翼」だった頃と、考えが変わったきっかけ
正直に言うと、コロナ以前の私はいわゆる“ポリコレ左翼”寄りの考え方をしていました。でも、ワクチンや情報統制の件をきっかけに、少しずつ違和感を持つようになりました。
メディアは、見せたいことだけを切り取って報道する。それはどこの国でも同じだと思います。だからこそ、情報は「受け取る側」が自分の頭で考え、確かめながら取り入れることが大切だと感じます。
リベラルな都市が抱える現実
アメリカのリベラルな州では、ホームレス問題や治安悪化が深刻です。バイデン政権下で銃乱射事件も増え、街のあちこちにホームレスのテントが立ち並ぶようになりました。
フルタイムで働いても家賃が払えずにホームレスになってしまう人、薬物依存やメンタルヘルスの問題を抱える人たち。
安全な場所で暮らすセレブ層と、生活に苦しむ庶民との格差はどんどん広がっているように感じます。そうした現実を毎日のように目にしている一般の人たちが、政権交代を望んだのではないでしょうか。
食や健康への取り組みに注目
トランプ氏は今回、ロバート・ケネディJr.氏を起用し、超加工食品の消費を減らすことや危険な農薬の使用を制限する方針を掲げています。(トランプ氏本人はマクドナルド好きで有名ですが、それはさておき…笑)
肥満人口の多いアメリカでは、こうした食の見直しはかなり重要なテーマです。
日本では当たり前のように野菜を食べますが、アメリカの食品砂漠と言われるような地域では「カリフラワー」「パプリカ」などの野菜を知らない人もいるほど。
地域によっては「食品砂漠」と呼ばれる、生鮮食品が手に入りにくい場所があります。
健康的な食を広める取り組みが進めば、社会全体にとってもプラスになると思います。
不法移民問題と安全な社会づくり
移民問題についても、トランプ氏は「不法入国者を送還し、正規の手続きで入国できるようにする」と述べています。不法移民の中にはまじめに働く人もいれば、犯罪に関わるケースもあり、どちらの側面も存在します。
治安や安全のためにも、「法に沿った入国管理」が求められているのは確かです。難しい問題ではありますが、誰かを一方的に責めるのではなく、「どうすれば共存できるか」を考えることが大切だと感じます。
情報は「選ぶ力」で変わる
今回の選挙を通して、あらためて思ったのは「メディアが見せるものがすべてではない」ということ。SNSも含め、情報はあふれていますが、その中で何を信じ、どう判断するかは自分次第。
多様な意見に触れ、冷静に考えること。
それが、これからの時代を生きるうえで一番大事なのかもしれません。

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