予算オーバー!
カナダでマイホームを探し始めてまず感じたのが、一軒家やタウンホームの価格の上昇。
コロナ後かなり値上がりしていて、考えていた予算ではなかなか手が届かない状況になっています。
日本のように住宅価格が下がりにくいこともあって、特に一軒家やタウンハウスは、築年数が経っていてもそれなりのお値段。「この状態でこの価格?」と思ってしまうような物件も正直多いです。
内装がかなり古かったり、修繕が必要そうだったりしても、それでもしっかり値段がついているのが現実。選択肢はあるようで、実際に見ていくと悩ましいものばかりです。
治安と価格のバランス
もうひとつ感じるのが、治安と物件価格の関係。
やはり治安があまり良くないとされるエリアは人気が低いのか、比較的手頃な価格の物件が見つかることもあります。ただ、価格だけで決めるには不安が残るのも正直なところ。
実際に住むことを考えると、周辺の雰囲気や安心感も無視できないポイントです。
「安い理由がある」というのを実感する場面でもあります。
コンドは手頃だけど安心とは限らない
その点、コンドミニアムやアパートメントは比較的手が届きやすい価格帯のものが多いです。
ただし、ここにも落とし穴が。
コンドフィー(共益費)もここ数年で上がっていて、特に築年数の古い建物は高額なことが多いです。
物件価格自体は抑えられても、モーゲージ(住宅ローン)に加えて毎月のコンドフィーが重なると、トータルの支払いは思った以上に多くなります。コンドフィーには、大規模修繕に備えた積立、共用部分の掃除や雪かき、メンテナンス、水道、ヒーティングなどが含まれていることが多いです。
コンドの見えないリスク「スペシャルアセスメント」
コンドで気になるのは、毎月のコンドフィーだけではありません。
もうひとつ見落とせないのが、「スペシャルアセスメント」と呼ばれる臨時徴収。
建物の大規模修繕や予想外の出費が発生したときに、オーナーに追加で請求される費用のことです。
これがなかなかの金額になることもあって、数千ドル〜場合によってはそれ以上になるケースもあるそう。今借りている賃貸のオーナーは、例のパイプ工事の請求が20000ドル近くきたそうです。

コンドフィーが高い物件でも、積立(リザーブファンド)が十分でないと、こうした追加負担が発生する可能性があります。つまり、毎月の支払いが安定しているように見えても、ある日突然まとまった出費がくることもあるということ。
一軒家でも修繕が必要になることはあるので、費用がかかるという意味では同じだと思います。
ただ違うのは、そのタイミングや内容を自分で決められるかどうか。
一軒家であれば、「今回はまだ大丈夫そうだから見送る」「ここは優先して直す」といった判断を家主自身でできます。
一方でコンドの場合は、建物全体の管理や修繕は管理組合の判断になるため、自分の意思だけで先延ばしにしたり、内容を選んだりすることはできません。
そう考えると、コンドは管理の手間が少ない分コントロールは効きにくく、一軒家は自由度が高い分すべて自己判断になる、という違いがあるのかなと感じます。
コンドは「管理が楽そう」というイメージもありますが、その分こういったリスクも含めて考える必要があるなと感じています。
コンドフィーと管理状態のギャップ
さらに悩ましいのが、コンドフィーと管理の質のバランス。
もちろん、しっかり管理されていて、建物のメンテナンスが行き届いているコンドもあります。
ただ一方で、「このコンドフィーでこの状態…?」と感じてしまうようなケースも少なくありません。
エレベーターや共用部分の古さが目立ったり、修繕が後回しにされているように見えたり、セキュリティに不安があったり。コンドフィーが高ければ安心、という単純な話でもないのが現実です。
マイホーム探しの難しさ
一軒家やタウンハウスの価格、良物件の見極め、エリア選びなど、なかなか難しいところ。
それぞれにメリット・デメリットがあって、「これなら間違いない」と思える物件になかなか出会えません。理想と現実のバランスを取りながら、どこを妥協してどこを譲らないかだと思います。
マイホーム探しって、思っていた以上に判断の連続だなと感じています。


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